高校時代はサッカーをやりたくて当時秋田で強豪だった西仙北高校へ秋田市内から通っていた。高校の2個上の先輩から勧められ、高校2年生の秋に富士大のオープンキャンパスに参加し、その日のサッカー部の練習会に参加して入学を決めた。
3年時に高畑先生の農業経済学概論ゼミに入り、初めて学びに興味を持った。ゼミの中で、発表した内容について質問をされた時に答えられなかったことに悔しい思いをしたため、答えられるようになりたいと準備を徹底的にやった。
初めて親元を離れて一人暮らしをしたり、全国から集まってくる学生と切磋琢磨しながら学んだり、部活動を行ったりするなかで自分自身の成長を実感した。
当初は漠然と地元秋田に戻りたいという思いがあり、秋田で公務員になることや民間企業で働くことをイメージしていた。就職活動が具体的になっていく中で、ゼミで触れた農業経済の学びにつながること、身近に米農家がいたことなどから、農業生産をサポートするこの仕事に就けば秋田に貢献できると思った。
肥料や農薬を扱う仕事がメイン(値段を決めたり、販売したりなど)ではあるが、それ以外にも他部署の業務に同行させてもらい、直接生産者さんにお会いして要望を聞いたりする機会もいただき、勉強させてもらっている。
https://www.zennoh.or.jp/operation/nouyaku/
秋田の農作物をもっと認知してもらい秋田のものは美味しいと知ってもらいたい。秋田の生産者さんをサポートするこの仕事で秋田に貢献できると考えている。
まずは仕事をしっかりこなせる人間になりたい。
そのためにもまずは知識を身につける必要があると考えている。(これは、ゼミで「質問に答えられなかった」経験から、しっかり準備をして臨むことが大切であることを学び、その訓練を大学で積んできたから今は当たり前にやるべきこととして身についている)
秋田県の生産者さんやメーカーさんと良好な関係を築いて橋渡しできる存在になりたい。
地域にとって、「こういうことがあったらいいな」「こういうことがあったら人が集まるんじゃないか」のように、地域の抱えている問題が何かを探したり、それを解決する方法を考えることが大切だと思う。そうすれば、それを実現するために必要な知識を得る必要があり、それば受け身の「勉強」ではなく、学びたいことに変わるはず。
「学びたい気持ち」、学ぼうとする熱量を増やす必要がある。勉強は自分のわからないことを知れることだし、将来社会に出た時に必要な知識だと思えば、勉強=嫌なことでは無くなる。高校生の時の自分は勉強が嫌いだったが、大学のゼミで発表する機会があった際に他の学生からの質問に答えられず悔しい思いをしたことをきっかけに勉強が受け身ではなくなった。